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ゴロで覚える管理栄養士国家試験

免疫グロブリンの覚え方(第19回―107)

免疫グロブリンに関する記述である。正しいのはどれか。

(1)IgGは補体と結合し殺菌作用を促進する。
(2)IgAは胎盤を通過し新生児の免疫を担う。
(3)分泌型IgMは消化管の局所免疫を担う。
(4)IgDは抗原の侵入によって即時的アレルギー反応を引き起こす。
(5)IgEは抗原に対する一次免疫応答において産生される。


解答は、問題集でご確認ください。
ここでは、問題の解き方を紹介します。

まず、頻出問題の胎盤を通過できる唯一の免疫グロブリンがIgGです。
Gの形が大きいお腹のお母さんに見えてこないでしょうか?Dもありますが、Dはまず出題されません!!
見えなくてもD・A・M・G・Eしかありませんから、その中で一番それらしく見える!と思ってください。よく出ますので忘れないと思います。
よって(2)は×。

次に消化管の局所免疫とあります。IgAは分泌液中に多く含まれ局所免疫に関与するのが特徴です。
ここではIgAのAが分泌の(分)の上半分のハに似ていることからAは分泌と覚えましょう。よって(3)も×。

次に、即時型アレルギー反応と言えば、前回紹介したアレルギEーのIgEです。よって(4)も×。

残った(1)と(5)が両方正解となります。

これは厚労省からの発表ですが、出題者的には、(5)はIgMを意識して問題を作ったと思われます。ただし、IgEもアレルギー反応では一次免疫応答としてIgEを産生することから(5)も正解になったと思われます。


IgMの覚え方としては、細菌やウイルスに感染したとき、最初に作られる抗体ということで、作られる速さマックス(Max)のMと覚えましょう!あまり出題されませんが…。

ちなみに、量が一番多いのはIgGです。Gと言えば、ジャイアンツ(巨人)。私は、野球ファンが一番多いのはジャイアンツ?と覚えました。

正解(1)と(5)
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