いかにして120点を取るか
ですが、人にはそれぞれ得意分野不得意分野がありますよね。
私が思うに、管理栄養士国家試験は栄養学・医学分野が苦手だとまず受からないでしょう。
なんせ人体の構造と機能30点、基礎栄養学14点、応用栄養学16点、臨床栄養学30点と合計90点の配点があるからです。
逆に、ここで7割程度(90点中63点)取れれば残りの分野が5割ちょっと、正確には5割2分(110点中57点)でも受かるんです。
社会と健康や、食品学、公衆栄養学、栄養教育、給食管理は暗記ものが多い上に出題範囲が広いので勉強してもなかなか実にならない分野でもあります。しかし、実際に試験を受けてみるとなぜか黙ってても5割くらいは取れる分野でもあります。
「そうなんだよね」と思った方いませんか?
でも、いくら得意だとしても満点を取るのはかなり難しい分野ではないでしょうか。逆に、範囲がそれほど広くない基礎栄養学や応用栄養学は満点を取ることも夢ではありません。
なので、基礎栄養学(応用栄養学)⇒人体の構造と機能⇒臨床栄養学と関連付けて勉強してみましょう。
この分野は勉強していくと関係性が出てきて、記憶を定着させやすいです。
しかも、問題を見てみると同じような内容でちょっと文章を変えただけの問題がよく出ます。なので、再度同じような問題が出る確率は非常に高い。
「やった分だけ実になる」とでも言いましょうか、とにかく栄養学・医学系の分野は自分の勉強時間の半分を費やしてもいいぐらいだと私は思っています。基礎栄養学、応用栄養学、人体の構造と機能、臨床栄養学はそれくらい大事な試験ののカナメなんです!
最後にもうひとつ、苦手教科は極力作らないこと。苦手であっても5割は取れるような勉強をして下さい。「苦手教科があっても得意科目で補えばいいや」と思っているそこのあなた!
甘~い!!
試験はそんなに甘くないですよ!得意科目であっても予定通り点数が取れなければ、やはり苦手教科を作ったせいで試験には受からなくなってしまいます。そんなの嫌ですよね。
だから、まんべんなく勉強しなくてはいけないんです。でも、勉強の重点を基礎、応用、人体、臨床に置いて勉強していけばいつのまにか模試で安定した点数がとれるようになってきます。
今回のまとめ、
①基礎、応用、人体、臨床の90点で7割を目指せ!
②苦手教科を作るな!苦手でも5割は取れるように努力せよ!
③得意科目で苦手科目を補おうとするのは甘い!
とにかく、安定して①の分野で7割を取れるようになってください。そうすればおのずと全体の点数がアップしていくと思います。頑張れ~