窒素化合物とその前駆体の覚え方(その1)

窒素化合物とその前駆体は、国家試験によく出題されますね。
そこで、代表的なアミノ酸体内変化を下に載せてみました。

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窒素化合物といってもたくさんあり、いきなり全部を覚えるのは難しいでしょうから、まず必須アミノ酸から覚えてみましょう。

必須アミノ酸は、体内では合成できませんから、必ず体内変化の左端もしくは最初に来ているはずです。図を思い出すときにそのことを思い出しましょう。



まず、必須アミノ酸でも特に覚えておきたいのは、フェニルアラニンです。試験でもよく出題されています。フェニルアラニンはチロシン、ドーパ、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンと、体内変化が他のアミノ酸より多いです。さらに、途中のチロシンは、チロキシン(サイロキシン)やユビキノン、さらにはドーパからメラニンと多様な変化が見られます。だから出題もしやすいのかもしれません。

例えば、「次の窒素化合物とその前駆体について正しいものはどれか?」という問題であれば、フェニルアラニンを前駆体に持つ窒素化合物は、上の図から8通りは問題を作れます。

(窒素化合物)   ―  (前駆体)

アドレナリン    ―  フェニルアラニン
ノルアドレナリン  ―  フェニルアラニン
ドーパミン     ―  フェニルアラニン
ドーパ       ―  フェニルアラニン
チロシン      ―  フェニルアラニン
メラニン      ―  フェニルアラニン
ユビキノン     ―  フェニルアラニン
チロキシン     ―  フェニルアラニン

このように、何通りも問題を作れるアミノ酸は頻出問題です。ただ、前駆体の部分が、フェニルアラニンだけではなく、時には「ドーパ」や「ドーパミン」「チロシン」などになる可能性もあるので、組み合わせは何倍にもなります。


とりあえず、フェニルアラニンのアミノ酸体内変化をどう覚えるかゴロで考えてみました。


イメージは、ちょっと指フェチなメラニーだけど、どー 乗る? です。


チロット ユビ フェ チ メラニー ドー ノル?


チロ … チロキシン(サイロキシン)甲状腺ホルモン

ット

ユビ … ユビキノン(電子伝達系)
 
フェ … フェニルアラニン

チ  … チロシン

メラニー … メラニン(色素)

ドー  …  ドーパ、ドーパミン(伝達物質)

ノル  …  ノルアドレナリン、アドレナリン(副腎髄質ホルモン)




このゴロは、ある程度個々の単語がわかってないと覚えられないかもしれません。

並べ方も順番通りではないですが、これを1つのグループとして覚える分には問題ないと思いますし、書いて見ているうちに順番は覚えると思いますよ。

次回は、トリプトファンの体内変化を紹介します。

今回の参考文献:羊土社「管理栄養士国家試験合格のコツ」長坂祐二著
          :羊土社「栄養科学イラストレイテッド生化学」薗田勝著
          :東京アカデミー参考書partⅠ

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by inufukuken | 2014-02-19 12:34 | 基礎栄養学(23) | Comments(0)