窒素化合物とその前駆体の覚え方(その3)

尿素回路については下記の、山口県立大学の長坂先生のサイトで詳しく説明しています。http://diet2005.exblog.jp/2036980/

アミノ酸が代謝されるとき、アミノ基(-NH2)から、有害なアンモニア(NH3)が発生し、これを無毒の尿素へ変換するのが尿素回路の役割です。生成した尿素はおもに尿中に排泄されます。

今回「その3」として紹介するのはこの尿素回路です。
国家試験 第25回-29番に
「窒素化合物とその前駆体のアミノ酸の組み合わせ」 

尿素 ―――― アルギニン 


という出題がありました。下図のように、アルギニンは「尿素」という窒素化合物の前駆体となっていますね。このように、図を描いて覚えることが一番の近道のような気がします。

e0223539_12345653.png
この覚え方は、SGSの安部先生が教えてくれた覚え方です。
イメージしてみましょう。
高校時代に「トイレから眺めた外の景色にアカシアの木があったかな~、おったかな~」という記憶はありませんか?このトイレというキーワードが「尿素回路」を思い出させるポイントです。


上図の①~⑥を一気に覚えるゴロです。

アカシア、ある おる。

ア カ シ ア アル オル

①ア  アンモニア
②カ  カルバモイルリン酸
③シ  シトルリン
④ア  アスパラギン酸
⑤アル アルギニン
⑥オル オルニチン

尿素がどこにくるかですが、こう質問してみましょう。矢印を道路か線路に見立てて、

「尿素はどこで降りた?オルニチンの前でオル(降り)たよ!」


このように、尿素も前駆体となるアミノ酸をたくさんもっているので出題しやすいと思われます。
尿素回路、覚えておいて損はないですよ!

次回も窒素化合物の尿酸を取り上げてみたいと思います。
これまた、核酸の合成と分解でよく出題される分野でもありますね。次も是非期待してください。


今回の参考文献:羊土社「管理栄養士国家試験合格のコツ」長坂祐二著
          :羊土社「栄養科学イラストレイテッド生化学」薗田勝著





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by inufukuken | 2014-02-21 00:01 | 基礎栄養学(17) | Comments(4)

Commented by znk at 2014-02-21 14:38 x
こんにちは。
いつもこちらのサイトで勉強させていただいています。理解力のない私でも理解することができるわかりやすい説明でとっても助かっています!
いきなりで恐縮なのですが、アミノ酸の代謝異常症…フェニルケトン尿症やホモシスチン尿症のところがどうしても覚えられなくて毎回間違ってしまいます…もしいい語呂合わせなどがあったら教えていただきたいです。
Commented by inufukuken at 2014-02-22 08:51
znkさん おはようございます。さっそく考えてみますね。
Commented by inufukuken at 2014-02-22 13:57
メープルシロップ尿症はこのサイトが覚えやすいですよ。
http://dietitian.blog68.fc2.com/blog-entry-51.html
Commented by znk at 2014-02-22 14:49 x
早速の回答ありがとうございます!
参考にします!