2012年 11月 05日 ( 1 )

アレルギー反応の種類の覚え方(第26回―48)

スギ花粉症のアレルギー発症機序の分類である。正しいのはどれか。1 つ選べ。

(1)Ⅰ型
(2)Ⅱ型
(3)Ⅲ型
(4)Ⅳ型
(5)Ⅴ型


Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ型=体液性免疫であり、抗原に対し抗体が作られて働くものをいいます。

Ⅳ・Ⅴ型=細胞性免疫であり、T細胞が病原体を食べたり殺したりするものをいいます。

試験問題ではそれぞれの型の代表疾患とそれに関与する因子(抗体)を対応させるものが多いようです。

例えば、食物アレルギーは何型アレルギーか?のような問題です。

代表疾患はたくさんあるので、よく出る疾患で覚えるといいでしょう。


Ⅰ型(即時型・アナフィラキシー型)
アレルギー、アトピー、花粉症、じんましん、アナフィラキシーショック



Ⅱ型(細胞傷害型)
血液型不適合輸血による溶血、自己免疫性溶血性貧血、1型糖尿病



Ⅲ型(免疫複合体型)
糸球体腎炎、血清病、膠原病(全身性エリテマトーデスなど)



Ⅳ型(T細胞依存型・遅延型)
ツベルクリン反応、移植免疫、ウィルス肝炎、ウィルス脳炎



Ⅴ型(刺激型)
バセドウ病




この中でも、Ⅰ型アレルギーの作用因子IgEというのは頻出問題です。是非覚えて下さい。


それでは、Ⅰ型から覚え方を紹介します。


Ⅰ型→アレルギー→IgE ですので、アレルギイーで(アレルギEー)と覚えましょう。アレルギⅠーでⅠ型と覚えてもいいと思いますよ。


Ⅱ型→血液型不適合輸血による溶血→クロスマッチ(交差適合試験)という、輸血をする前にドナーの血液と一部を混ぜ合わせて問題が起きないか調べる試験のことを思い出す。つまり、自分の血とドナーの血を混ぜてみる訳なので、2つの血液を混ぜるわけです。3つは混ぜませんよね?→つまり2(Ⅱ)を連想する。


Ⅲ型→糸球体腎炎→糸球体腎→血病→原病と3つともちょんちょんちょんと(腎炎だけは違うんですが…)なっているので3(Ⅲ)を連想する。


Ⅳ型→ツベルクリン→シベルクリン→シ(4)ベルクリンと、ツがシに見えてきませんか?


Ⅴ型→バセドウ病→ヴァセドウ病→ヴァ(V)asedou病とⅤを連想してみましょう。


どうでしょうか?これでⅠ~Ⅴまで覚えられませんか?

問題で出るのはⅠ型がほとんどですが是非この機会にⅠ~Ⅴ型まで覚えてみてはいかがでしょうか?


答え(1)


ちなみに、「アレルギーの表示義務の覚え方」も紹介していますので興味のあるかたは次のリンクへジャンプしてみてください。

リンク http://inufukuken.exblog.jp/15728119/
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by inufukuken | 2012-11-05 19:03 | 人体の構造と機能(35) | Comments(0)