カテゴリ:給食管理(1)( 1 )

損益分岐点マスター

このページは、損益分岐点の計算式をどうしても忘れてしまう方へ向けて作成しました。私なりに、理屈で説明したつもりです。まったく分からない人には役に立たないと思いますので。教科書で、一度勉強してからご覧いただければと思います。ではどうぞ!


損益分岐点を求めるときに必要なのは、変動費率と固定費です。式にすると



            固定費   , 
損益分岐点= (1-変動費率)




となります。損益分岐点とは、これより売り上げがあれば黒字、下がれば赤字といういわば、儲けも損もない状態(俗にいう差し引きトントン)のことを指します。

ここで出てくる固定費、変動費というのは売り上げが変わっても変化しないものです。例えば固定費でいうと、家賃や正規従業員の給料です。変動費は、光熱費や食材料費など、「売り上げが上がれば上がっただけ同じように費用が増加するもの」です。別の言葉でいうと、変動費は、売り上げが上がると一定の割合で増加するということ。これは、変動費率が常に一定であることを示します。つまり、売り上げが変化しても固定費変動費率は変わらないのです。


普通は 売上=固定費+変動費+(利益か損益) となりますが、



差し引きトントンの時はこれから、(利益か損益)がとれます。

つまり 売上=固定費+変動費 です。

それは 固定費率と変動費率が足して100%となるということ。


これを逆手にとって、さっきの損益分岐点の数式を次のように変えてみました。

           固定費   , 
損益分岐点=  固定費率


このやり方は決して良いとは思いませんが、覚えるときにはこうした方が覚えやすいです。





A:B=C:D という比率の問題を解いたことはありませんか?

これは BC=AD という式になります。(うちうちそとそとをかける)



さきほどの、数式をもう一度見てみましょう。



            固定費   , 
損益分岐点=  固定費率


これは、こうともとることができます。

損益分岐点         固定費   , 
   1      =     固定費率


例えば、固定費率が40%(0.4)の時の固定費額が分かれば、この時の100%(1)が損益分岐点(差し引きトントンの売上高)だということです。式をなおすと下のようになります。

損益分岐点:1=固定費:固定費率(0.4)


ではなぜ、固定費率という名称を使わないのか?ここまでくればピンと来るのではないでしょうか。
固定費率というのは売り上げが変化することによって変動してしまうのです。だから(1-変動費率)なんてややこしい式になるんですね。だって変動費率は常に一定ですから。さっきの固定費率+変動費率=100%をヒントに損益分岐点の固定費率を算出するのです。


要約すると、売上にかかわらず常に一定の固定費と変動費率を用いて、変動費率から固定費率を算出し、固定費と固定費率から損益分岐点を算出するということなんですね。

ちょっとややこしいですが分かってもらえたでしょうか?


最後に、これはあくまでも数式を思い出すためのヒントであって、いきなり固定費率を出すのはタブーです。固定費率は(1-変動費率)だということを忘れないでくださいね004.gif
[PR]

by inufukuken | 2011-09-11 18:05 | 給食管理(1) | Comments(0)