欠乏性脱水の覚え方

下記サイトに脱水について詳しい解説がありますので、これ以上の解説はいらないと思います。http://diet2005.exblog.jp/10727833/

が、脱水の問題を解く際に、どこをおさえて覚えるかが肝心です。

ここ8年の問題を振り返ると脱水の問題は以下のとおり。

第20回-88-1. 水分欠乏性脱水症では、細胞外液は低張になる。
第20回-88-5. 塩分欠乏性脱水症では、細胞外液は高張になる。
第21回-87-1. 塩欠乏性脱水症では水は細胞内から細胞外へと移行する。
第21回-87-4. 水欠乏性脱水症では水は細胞外から細胞内へと移行する。
第23回-33-1. ナトリウム欠乏性脱水では高張性脱水になる。
第25回-122-a. 低張性脱水では、血清ナトリウム値が高くなる。
第25回-87-3. 水分欠乏型脱水では、細胞内液量は変わらない。
第26回-88-4. 水分欠乏型脱水では、細胞内液量は増加する。
第27回-88-4. 高張性脱水では、細胞外液の浸透圧は低い。

以上から、脱水で起こる次の2つの変化だけ覚えれば良いと思います。
①細胞内外の浸透圧(ナトリウム濃度)が脱水によってどのように変化するか
②脱水によって細胞内外の浸透圧が変化することによって水がどちらへ移行するか

では、覚えてみましょう。

根本は、水分欠乏性なり、塩分欠乏性は「いま、細胞内で欠乏なのか細胞外で欠乏なのか」が分かれば難しくありません。
この場合、細胞外つまり血液中の水分が欠乏していれば「水分欠乏性脱水」、同じく血液中の塩分が欠乏していれば「塩分欠乏性脱水」という理解でいいと思います。(詳しくいうと細胞外液は組織間液も含まれますが単純に、血管内の血液が細胞外液とした方が解きやすいです)

これを覚えるだけで問題は解けます。つまり、

水分欠乏性脱水は血液中(細胞外)の水分が欠乏することにより、血液中の塩分濃度が高くなります。なぜなら水だけが減ったから。塩分量が同じで、水が少なくなれば塩分濃度は高く(高張に)なりますよね。後は細胞内の水が、浸透圧の差により細胞外へ引っ張られる。水が細胞内から細胞外へ移行する。ということです。

同じように塩分欠乏性脱水は、血液中(細胞外)の塩分が欠乏することにより、血液中の塩分濃度が低く(低張に)なります。なぜなら塩分だけが減ったから。水分量が同じで、塩分が少なくなれば塩分濃度は低くなりますね。後は血液中の水が、浸透圧の差により細胞内へ引っ張られる。水が細胞外から細胞内へ移行する。ということです。

高張・低張というのは浸透圧(濃度)が高いことを高張、低いことを低張というだけです。低張性脱水は、血液中の塩分濃度が低い(低張だ)から、高張性脱水は、血液中の塩分濃度が高い(高張だ)からそういうだけです。


細胞内外への水分の移動については、浮腫の所で詳しく解説したのでそちらをご覧ください。http://inufukuken.exblog.jp/19330230

つまり
水分欠乏性(型)脱水=高張性脱水=細胞外高張、細胞内低張、水は内から外へ移動する
塩分欠乏性(型)脱水=低張性脱水=細胞外低張、細胞内高張、水は外から内へ移動する

ということです。


第20回-88-1. 水分欠乏性脱水症では、細胞外液は低張になる。
     →解答×細胞外液は高張になる。
第20回-88-5. 塩分欠乏性脱水症では、細胞外液は高張になる。
     →解答×細胞外液は低張になる。
第21回-87-1. 塩欠乏性脱水症では水は細胞内から細胞外へと移行する。
     →解答×水は細胞外から細胞内へ移行する。
第21回-87-4. 水欠乏性脱水症では水は細胞外から細胞内へと移行する。
     →解答×水は細胞内から細胞外へ移行する。
第23回-33-1. ナトリウム欠乏性脱水では高張性脱水になる。
     →解答×低張性脱水になる。
第25回-122-a. 低張性脱水では、血清ナトリウム値が高くなる。
     →解答×血清ナトリウム値は低くなる。
第25回-87-3. 水分欠乏型脱水では、細胞内液量は変わらない。
     →×水が細胞内から細胞外へ移行するため細胞内液量は減る。
第26回-88-4. 水分欠乏型脱水では、細胞内液量は増加する。
     →解答×水が細胞内から細胞外へ移行するため細胞内液量は減る。
第27回-88-4. 高張性脱水では、細胞外液の浸透圧は低い。
     →解答×細胞外液の浸透圧は高い。


なんと、問題全部×でした。
[PR]

by inufukuken | 2014-07-18 00:25 | 基礎栄養学(20) | Comments(0)

三大栄養素の代謝に関わる水溶性ビタミンの覚え方

皆さまご無沙汰しておりました。

5月に合格発表がありましたが、結果はいかがでしたでしょうか。合格率40パーセント弱といわれる試験ですが、既卒の合格率はその半分以下と言われています。それだけ、仕事をしながら試験勉強を継続していくというのは難しいということなんでしょう。そんな頑張っている皆さんのお役に少しでもなるよう今年もブログをスタートさせたいと思います。

今回はその初日ということでちょっとだけやってみたいと思います。




三大栄養素には「糖」「脂質」「たんぱくしつ」がありますが、これらをエネルギーとして利用する際に使われる酵素の補酵素としてビタミンB群が利用されているのはご存知でしょうか?

そんなの知ってる!と思ったあなた。人間覚えたものは忘れる生き物です。それをいかに忘れないかが大事です。そこでこんな覚え方を考えてみました。


「糖」はビタミンB1(補酵素型:TPP=チアミンピロリン酸)


「脂質」はビタミンB2(補酵素型:FMN or FAD=フラビンモノヌクレオチド or フラビンアデニンジヌクレオチド)


「たんぱくしつ」はビタミンB6(補酵素型:ピリドキサールリン酸)


そうです。「糖」は1文字、「脂質」は2文字、「たんぱくしつ」は6文字ですね。

たんぱくしつは少し強引かもしれませんが、覚え方としてはありではないでしょうか。つまり、


   「糖」     は ビタミンB1
 
   「脂質」    は ビタミンB2
   
   「たんぱくしつ」は ビタミンB6



こんな感じで覚えておけば忘れないでずっと覚えておける気がします。
試験勉強は暗記しなければならないと思うと気が滅入ります。是非ゴロやおもしろい覚え方で、勉強が楽しいと思えるようになってください。そうすればいつの間にか試験に受かってると思います。

このブログをご覧いただいたみなさん、さあ一緒に勉強をスタートしましょう!目標は150点!?とはいいません。125点ぐらいで大丈夫ですよ(笑)






[PR]

by inufukuken | 2014-07-09 00:27 | 基礎栄養学(17) | Comments(0)