フィッシャー比とコリンエステラーゼ
肝硬変時はこのフィッシャー比が低下します。芳香族アミノ酸といわれる、フェニルアラニンやチロシンは肝臓で代謝されるので肝臓の機能が低下していると、代謝できない。つまり分母が大きくなるのでフィッシャー比が下がるそうです。その他、分岐鎖アミノ酸の合成阻害や、アンモニア解毒のために消費されるといった理由もありますが、めんどくさいので、肝硬変ではフィッシャー比が低下すると覚えましょう。
ズバリゴロで覚えてください。
さかなクン、肝硬変に懲りてラーゼ
さかなくん かんこうへんに こりてらーぜ
さかなくん=フィッシャー比
肝硬変に=肝硬変
懲りてラーゼ=コリンエステラーゼ
この3つのキーワードから肝硬変時はフィッシャー比とコリンエステラーゼが低下するとイメージしてください。さかなクンは肝硬変に懲りてるので、「懲リテラーゼ」ということです。テンションガタ落ち、つまり低下しているんです。ダジャレですが、われながら良く出来てます(笑)そう思うと、あのさかなクンが黄疸で顔が黄色かったんじゃないかと錯覚したりします。有名人をエサにゴロを作るとなんか覚えやすいんです。
ちなみにフィッシャー比で、分岐鎖アミノ酸(BCAA)と芳香族アミノ酸(AAA)がどちらが分母で、どちらが分子か迷うことがあります。
そんな時は、
分岐鎖の(岐)を良く見て下さい。
山は上を向いていますよね。(そう見えるのは、私だけでしょうか?)
分母(下)に「山」をおくと不自然です。「山」は分子(上)に置くと様になります。
そんな感じで覚えられると思います。試験に良く出ますのでこの2つはまとめて覚えちゃいましょう!