ただ、最近の問題を見るとここの出題範囲に、核酸の分野がだぶってきています。その例が「尿酸」です。
尿酸は確かにN(窒素)が入っているので窒素化合物なんですね。いままではアミノ酸関係の窒素化合物を紹介してきましたので、ここからはちょっと内容が変わります。
まず、尿酸はプリン塩基の最終代謝産物で、プリン塩基にはアデニンとグアニンがあります。下のホームページのプリン塩基の代謝の図がわかりやすいと思います。
テイジンの尿酸下げるプロジェクトのホームページhttps://243sageru.com/toranomaki/purine/2_1/index.html
アデニンはイノシン→ヒポキサンチン→キサンチンを経て尿酸になります。グアニンはキサンチンを経て尿酸になります。両者に言えるのはキサンチン→尿酸の部分ですね。
女子栄養大のデータブックに分かりやすい表がありましたので紹介します。

これからもわかるように、尿酸ときたらキサンチンもしくはプリン塩基(アデニン・グアニン)が前駆体となります。面倒なので、アデニン側のイノシン、ヒポキサンチンも入れたゴロを考えました。
プリン塩基(アデニン・グアニン)→イノシン一リン酸(IMP)→ヒポキサンチン→キサンチン→尿酸
プリンの味の元(イノシン酸)は、ひき肉。
プリン――――プリン塩基
の
味の元――――あA、じG、味の素はうまみ=イノシン酸
は
ひ――――――ヒポキサンチン
き――――――キサンチン
に――――――尿酸
く
プリンの味の元がちょっと衝撃的な「ひき肉」だったら?と考えると絶対忘れないでしょう!
プリン塩基(プリン体)は、通風の人はとっちゃダメというのを聞いたことがあると思います。ビールにもプリン体カットというのがありますね。プリン塩基ときたら尿酸というイメージができるといいと思います。
上の図は、とーってもよく出題されますので、ノートに書いておくとこれからとてもお世話になると思います。特に核酸の分野を勉強していると必ず出てきますよ。
次回は、先天性代謝異常をやってみたいと思います。
▲ by inufukuken | 2014-02-22 12:41 | 基礎栄養学(23) | Comments(0)